次回の展示ご案内(1/24~3/30)

民俗を写す
-ハレとケのあいだ-

 「ハレ」と「ケ」―日常と非日常が交わる民俗の世界。本展では、土門拳が捉えた日本人の暮らし(ケ)と、宮崎・高千穂の神楽をはじめとする祭りや儀礼(ハレ)の作品を展示します。さらに、第2回土門拳賞を受賞した写真家/民俗学者・内藤正敏による、東北地方の民俗を撮影した作品『出羽三山と修験』を紹介します。信仰、祭礼、修行ーそこに垣間見える人々の真摯な営みは、写真を通じて「ハレとケ」の間に広がる世界を静かに問いかけます。



《 同時開催 》

土門拳を未来へ
-写真アーカイブの試み-

 日本初の写真専門美術館として設立された土門拳記念館。開館40年を超えた現在、展示用プリントに加え、「写真原板」と呼ばれる約13万5千点のフィルムやガラス乾板などを保存しています。これらは非常にデリケートな媒体であり、フィルムに含まれる酢酸成分が化学変化を起こす「ビネガーシンドローム」をはじめとする劣化が進むと、複製ができなくなる可能性があります。貴重な視覚遺産を後世に継承していくために欠かせない写真原板の長期保存と利活用は、世界的にもますます重要な課題となっているといえるでしょう。
 
本展では、土門拳の作品を未来へ繋ぐため、当館におけるこれまでの保存活動やアーカイブ構築の試みを紹介します。また、展示機会の少ないヴィンテージ・プリントも公開します。

開館 9:00~17:00[入館は16:30まで]
休館日 月曜休館(祝日の場合は開館し、翌火曜休館)
入館料 一般 800円 / 高校生 400円 / 中学生以下無料

《会期中のイベント》

・学芸員によるほぼ月イチギャラリートーク
2/15(土)土門拳を未来へー写真アーカイブの試みー
3/15(土)民俗を写すーハレとケのあいだー
いずれも14:00〜14:30 / 要予約 / 参加無料(要入館料)

2/22(土)14:00~15:00
出演:酒田詩の朗読会
要予約 / 参加無料(要入館料)

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土門拳記念館 since 1983 © Ken Domon Museum of Photography.

〒998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内) TEL.0234-31-0028 FAX.0234-31-0027
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