2019年もお待ちしています
こんにちは、スタッフKです。今年もいよいよ押し迫ってきました。土門拳記念館は、展示替えも無事に終え、年明けを待つばかりとなりました。今年も、ご来館いただいた方、ブログを読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
新年1月4日からは「室生寺 モノクロの光と影」「古寺巡礼 伝統の装飾・文様」「昭和の手仕事」の3つの展示を開催します。
モノクロの「室生寺」は久しぶりの展示です。作品サイズが大きいものでは、縦180㎝×270㎝のものですが、これらの作品は、パネル3枚に分かれている状態で収蔵されているものを、当日組み立てて展示します。先ほど「展示替えも無事に終え」と書きましたが、この組立・展示作業は、結構難しくハラハラドキドキ神経を使い、終わった時には、「あ~、無事に終わってよかった~」と、叫びたい気分でした。
展示作品は、1975年に新宿小田急百貨店で開催された「室生寺」展で展示された作品をベースに、平成5~6年に原板から新たにプリントされたパネル作品が主です。原板はガラスの乾板が多く、ただでさえ大変なプリントなのに、3枚のプリントを組み合わせて1枚のパネルとして展示する作品を作るのは、相当の技が必要だったことでしょう。作品の前に立つと、そこはモノクロなのに、見つめていると、室生村の風、草木の色、お寺の匂い、そこに生きてきた人の声までも感じ、その世界に引き込まれるような気がします。
「古寺巡礼 伝統の装飾・文様」も日本古来からのデザインが、とても新鮮で美しく、お正月にはぴったりの発見ができると思います。
1月4日~6日までは、先着10名様にカレンダーなどグッズが当たる、新春お年玉くじもやってます。皆様のお越しを心よりお待ちしています。
では、皆さま、今年もありがとうございました。どうぞよいお年を。